茨城農園は1949年の創業で、お陰様で2019年に70周年を迎えることが出来ました。茨城県かすみがうら市で親子孫と三代続く老舗苗木販売業者です。
創業から現在までの軌跡
米農家の長男として産まれた創業者の正康は、戦争から帰還後に新たな家業として始めたのが‘ねえぎや’(茨城の方言、苗木屋の意味)でした。
1949年の事です。
当時はトラクターなどの機械は無く、人力+馬で畑を耕し、接木にはビニールテープでなく『わら』を巻いて苗木を生産しました。
技術や道具は時代と共に進化して今日の苗木生産技術が確立しました。
現在は、大型のトラクターで広大な面積の畑を耕し、当時とは比べ物にならないほどの生産本数と品質の良い苗木が生産出来るようになりました。
当時、生産した苗木のほとんどは地元しか販路がありませんでしたが、『将来、全国に苗木を販売したい』という夢を持っていた創業者の正康は、全国的に通用する屋号がいいと『茨城農園』を命名しました。
二代目で現代表の誠一は、父のもと生産技術を伝承し全国に販路を広げていきました。
ホームセンターが全国に続々登場した事や園芸ブームなど時代背景も幸いし、果樹苗木は家庭栽培向けに一躍全国へ販売される様になりました。
苗姿も『素掘り→寝巻き苗→ポット苗』と姿を変え通年販売が出来る様にもなりました。
三代目の康弘も苗木屋のバトンを繋ぐ後継者として、父と共に苗木生産に励んでおります。
多様化するニーズと新たな時代に適応出来る苗づくりを考え、長年培ってきた苗木の生産技術を最大限活かせる商品開発を行っております。